Hospice for all   ホスピス フォ オール   【ホスピスをすべての人に開かれたものに!!】

    北海道の帯広で二人で署名活動をやった
    北海道の帯広で二人で署名活動をやった

ホスピスは建物ではなく、人間が人間をもてなし、支え合う哲学です。その場所は、病棟でも在宅でも施設でもかまいません。障害者も病人も健常者 も、すべての人が人間らしく誇りを持って生きて行き、そして死んで行くこと。それを支えるのがホスピスの運動であり、人権運動としてのホスピス本来の意味です。

WHOの定義に従って、ホスピスの対象を「生命を脅かす疾患」すべてとすることが必要です。天災、大地震でも皆が力と力を出し合い、支え合って生きて行く世界であるように!それがホスピス社会に繋がって行きます。

 

    

 

20111024日 

 

                    福岡市 にのさかクリニック 院長 二ノ坂 保喜

                                

 

◉活動目的と理念

1.ホスピスの対象を、がんとエイズに限定せず、WHOの定義に従って、「生命を脅 かす疾患」とすること。

 

2.ホスピスは本来、年齢、性別、人種、国籍、宗教などで差別をしないということを 明言すること。

 

3.在宅ホスピスを普及させ、地域におけるホスピスを広げるための施策を行うこと。

 

4.死ぬまで人間らしく尊厳を持って生きることを支える、「人権運動としての    ホスピス」の思想に基づく、ケアの体制の充実を図ること。

 

5.お互いに、いずれ死ぬ人間として、本人の意思を尊重したホスピス運動を展開   すること。

 

 

◉日本のホスピスの問題点

1.病棟としてのホスピス(緩和ケア病棟)であり、ホスピス本来の思想が定着して いないこと。

 

2.「がん」と「エイズ」の患者のみに対象がかぎられています。

 WHO(世界保健機関)の定義では「生命を脅かす疾患」が対象とされており、

 先進各国でも、神経難病や認知症、重度障害児などをホスピスの対象と

 考えています。

 

3.在宅ホスピスの普及、在宅と緩和ケア病棟の連携が遅れていること。

 

4.市民の「死を見つめて生きる」という意識形成が遅れています。これもホスピス

 運動の本来の役割だと思います。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

能古島で、桜が満開           
能古島で、桜が満開